2017年10月11日 渡良瀬遊水地ポタリング

メニューKG板

後編へ

出発・妻沼〜渡良瀬遊水地(道の駅きたかわべ)


外部リンクは基本的にグーグルマップ。

少し前から考えていた、風景印の取得がてらの谷中湖・古河方面へのポタリングをようやく決行する日が来た。
朝8時起き9時出発、時速20q平均での進行を考えて計画を立てていた。
これが出だしからくじかれることになり、前日に寝付くのに遅れて出発のずれに繋がってしまった。
結果として朝10時半の出発となった。時速についても15km平均すら出ない未来が待っていた。

最初のチェックポイントとして予定していたセブンイレブンに到着。
だいたい予定時間通り。
見切り品コーナーに夏場から売れ残ったままの塩分補給タブレットがあったので
これからの行程にちょうどよいなとおさえておく。これは正解だった。
からあげ類も食べたかったが、手頃なボリュームのものがなかったので見送り。これは失敗。

あわや無補給になるところを助けられた逸品。


行きは利根川サイクリングロードを下るのだが、距離の損失が出るために直接は利根川に出ず、
水系となる福川のサイクリングロードを通って合流点まで向かった。
サイクリングロードは国道407号に分断されており、少し離れたところから国道を渡る。
コードコースからは外れるが、北にはイーツ妻沼と道の駅めぬま、南にはセブンイレブンと休憩ポイントも多め。
国道を越えてすぐに石碑があり「斎藤別当実盛館跡」だという。
出発の遅れで時間は惜しいのだが、初見ということもありここで今日初めての撮影。



当初は福川南岸をずっと走るつもりだったが、南岸は完全舗装されておらずに砂利道が出てきたので
やむなく橋を渡って北岸を走ることに。こちらはずっと舗装されきっていた。
こういう時にクロスバイクだったら砂利でも気にせず進んだことだったろう。
埼玉県道59号に当たると荻野吟子記念館の看板が出てきた。利根川との合流点も近い。


福川水門を渡る。ここに来るのはおそらく初めて。
行田市の看板が出ているが実際にはもう少し西側が境界になるようだ。


坂巻というあたりに「ういんど村」という施設跡があった。
利根川のこのあたりでマリンスポーツや航空関係の利用者がいて
そういう人を相手に商売をしていたのだろう。



利根大堰が近い

遠足なのか、堤の外を小学生たちの列が歩いてくる。
先生に誘導されて利根大堰に隣接する水資源機構という施設へと入っていった。


利根大堰の信号を超え、行田サイクリングセンターは何処かと見渡す。
県道59号を少し進むと案内板があったのでそちらへ。
ここでは市内で使える無料レンタサイクルがあり、その受付と思われる方一名と名物駅長的な猫がいた。
猫は人に慣れているのか、近づくのも触るのも嫌がらず、尋ねたら撮影もいいということでパシャリ。


この施設は火曜休みで9-17時の開館ということだが、トイレが別棟なので休憩だけならおそらく24時間いつでも可能か。
ここから加須サイクリングセンターまでの16.7kmをずいぶんなめていたので、後々ひどいことになった。
12時には到着していたかったが昼を数分過ぎている。ここではまだ小さな遅れに過ぎない。



センターを出て、須賀小学校の裏を抜ける。
あとで確認をしたところ、学校に隣接する密集した墓場は須賀城跡だという。
利根大堰以東では土手の内側にセンターラインのある道が1本あって、なんだか珍しく感じた。

しばらく進んだところに、ひらけた土砂置き場のようなところの脇にぽつねんとする社があった。
参道と鳥居もあるが、道路との接続もなく、周囲状況とあわせて無機質な感じが強くて異質だった。
白山神社というらしい。




神社のすぐ先には群馬県明和町へと抜ける昭和橋と、道の駅はにゅうがもう見えている。
渡る先が明和なので、明和橋だと勘違いをしていた。
道の駅はにゅうは通過。休憩所に年召した方々の自転車集団がいた。
そういえばここまでの自転車のすれ違いは2人だけで、後ろからの追い越しもなかった。
夕方や休日であればサイクリングロードの利用者はもっといるはずだ。

先に1本、あからさまに大きな橋が見えるが交通がない。
水道橋なわけはないしと思っていたら、東武伊勢崎線の鉄道橋だった。
伊勢崎線の下をくぐって堤に戻るが、ここでサイクリングロードと管理用道路を間違えてしまい
しばらく管理用道路を走り続けることになってしまった。

橋をくぐる以外にこれといったことがなく、延々と続く土手沿いの道に少々心がやられてきた。
専用道の16kmちょっとなんて1時間程度だろうとなめていた。
東北自動車道をくぐると本日珍しい対向車1台とすれ違った。完全なロード装備である。

自動車道を超えたところから利根川が大きく曲がっており、道の先が見えない。
橋すらも見えない、ランドマークの1つも知らない状況というのは実に心細い。
あまりのなにもなさに心が折れかける。

そこへ右手に堤と同じくらい盛り上がった場所と巨大遊具のようなものが目に入ってきた。
飛行機横断注意の看板。羽生スカイスポーツ公園
すぐそこにあるトイレに寄ろうとしたが、利根川側からはクラブ会員以外は入場禁止になっていた。
サイクリングセンターでもないしまだ先があるのかという気にもなるが、仕方がないので進む。

整備か搭乗かわからないが、小型飛行機が外に一機出されていた。



この当たりはマムシに注意の看板が多い。

遠くに大橋がみえて嬉しくなる。ハコモノも見えてくる。それにしてもまだまだ遠いし、橋はやけに高そう。
右手の下方に大越郵便局が見えた。行ったことはないが、地図で把握済みでわかりやすい位置だ。
走行時にはわからなかったが、この当たりの河川敷が加須の巨大鯉のぼりを吊り上げる場所なようだ。

サイクリングセンターへの誘導と加須未来館(公式サイト)


未来館とサイクリングセンターは別施設。
センターで休憩をする予定だったが、未来館のほうで済ませてしまった。
未来館には子供向けの体験型マシーン(ゲーム的なもの)が複数おかれている。
利根大堰と同じく子供が課外授業で来ており、なにか集団で説明をうけたあとにプラネタリウムへと入っていった。
どうやら加須市では小学校での学習プログラムとしてここが組み込まれているらしい。
また、ここのプラネタリウムは8k映像を採用しているにも関わらず見学料はたったの100円。
今日のように課外授業で使われる日は貸し切りのために一般開放はないが、
平時ならちょっと寄っていくのにとても良いのではなかろうか。

物販では道の駅的に現地の生産物のほか、地元とはまったく無関係の各地のお土産が投げ売られていた。
今月中の消費期限設定の商品群のため、50%以上の割引価格であれこれおかれている。
まだ往路だというのに、あまりの安さについついバリ島土産の焼き菓子を買ってしまった。

結局、加須サイクリングセンターは寄らず、存在の確認だけ。
当初予定ではここを13時までに通過としたかったが、出る時点で13時半になっていた。


いよいよ渡良瀬川の北川辺へ向けて利根川渡河の時。
眼前に架かる埼玉大橋を渡るべくサイクリングロードを降りる。
道向かいに道の駅おおとねを見やりながらいよいよ橋を渡る。
まさかここに自転車で来る日があるとは思ってもみなかった。
なにげにセーブオンから転換していたローソン大利根砂原店とニアミスをしており
最初の休憩以来コンビニに行きあたらない記録が伸びていく。


埼玉大橋は怖いの一言に尽きる。
中程はあまり問題がないのだが、橋の袂前後は歩道部分がせりあがっていて
トラックの風にでもあおられたらバランスを崩して落ちてしまうような気がしてくる。
撮影にしても、機器をうっかり落としてしまわないかとおびえながらさっさと済ませる。
このあたりから、古河方面に謎の高層建築が1つ見えて気になる。


大橋の中程から、西方向に利根川を見る。
右岸(写真左)の土手の上にみえるハコモノが未来館。

怖い橋を降りた後、車道を避けたくなって東の田畑の方面へと突入。針路を見誤る。
このあたりはちょうど地図の用意をしていなかった狭間で、具体的な現在地が確認できない。
北に渡良瀬遊水地、東に古河市だろうということがおおざっぱにわかっているだけで
どの道筋を行けば遊水地や道の駅きたかわべにたどり着くのかがさっぱりわからない。
あまり東へ行き過ぎないうちに北上に切り替える。
ここで素直に橋から道なりに進めばすぐにデイリーヤマザキがあったのだが、これもニアミス。

北川辺中とJAほくさいを過ぎて直進、左手にホームセンターが見えたので休憩と位置確認のために寄ることにした。
道を挟んでナフコとコメリが睨みあっている。
ナフコで飲料を買いつつ、道の駅きたかわべへの進行方向をたずねた。
店を出て右手に進んでから左というようなことを言われた。
地図でみると右も左も大差がない距離になるが、道順のわかりやすさは段違いで右側が良い。
店を出たあと、位置確認のためにあえて逆ルートを少しだけ進んで見た。
すぐに信号と青看板が見え、県道番号がわかったので引き返して聞いたとおりに進むことにしたが
デイリーと同じく大橋からただまっすぐ進んだ先こそが、今いる埼玉県道46号だということが分かった。
ちょうどここの地図がないことで無駄なロスを生んだ。


46号を道なりに北上。
ばんどう太郎の看板に茨城の存在を感じる。

県道46号は国道354号へ。
青看板には354を北上で柏戸、右折で古河とある。
先の看板とともに、古河がそう遠くないことに親しみを覚える。
なお、ここから東方にある新古河駅は茨城県ではなく埼玉県。
354を東に進んだ先には、古河の川向かいという意味での向古河という地名もある。


東武日光線を跨ぐ陸橋はそのまま遊水地沿いの土手へと繋がっており、柏戸(遊水地)信号へ。
ここの陸橋は欄干が低いので埼玉大橋とはまた違う怖さだった。
この信号でようやく手持ち地図の範囲に入ることができ、現在地と付近の目的地の場所があれこれと判明する。
陸橋を引き返して下から柳生方面へ行くか、信号を渡って遊水地沿いから道の駅へ行くか少々迷った。
せっかく登ったこの橋を下がるのも面倒だと、信号を渡ることにした。


ここの信号はひさしもなく、LEDを生かした平たさで独特。




栃木県道・群馬県道・埼玉県道・茨城県道9号は4県をまたぐ唯一の県道なだけあって、とにかく県境だらけ。
県境をこえたらまた県境。さっき過ぎた県がまたこんにちわ。


渡良瀬遊水地中央エントランス。


早く谷中湖を渡りたいが、まず先に見ておくものがあるので一旦通り過ぎる。

道の駅の前には信号があるので、そこまでサイクリングロードを走っていればよかったのだが
そうとも知らずにどこまで続くかわからないサイクリングロードをここで降りて車道にでてしまった。
道の駅まで長くないとはいえ、結構な交通量にトラックも走るので失敗だった。




またころころと県境県境。
道の駅きたかわべ、ここはぎりぎり埼玉県。11年越しの意図をもった再訪。
渡良瀬遊水地ともども、通過をしていただけでは満たされない。
イモフライののぼりを見て、ここで食べておこうとしたが本日売り切れにつき残念無念。
後編へ


メニューKG板