2017年10月26日 続・渡良瀬遊水地ポタリング

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野木〜帰路・太田


引き続き県道261号を北上。
左手にあったマーケットシティ古河に寄りたかったが、ここも時間のためにパス。
野木神社入口の脇も過ぎる。まだ少し街並みが続いていたので古河市内かと思っていたが
マーケットシティを境に野木町に入っていたようだ。
野木城跡も近くにあるが、この時点では存在を知らず。
国道4号線へと合流。


野木の中心に近づいてきて、福島まで207qの青看板。1級国道という感じがする。

14時、野木郵便局に到着。
小路を挟んで隣のヤマザキショップ(デイリーですらない!)で休憩。
ししゃもフライ1尾40円を買う。安い・魚・携行性と複合的観点から
帰路のためにまとめて買っておいてもよかったのでは、と後から思う。


野木の駅前通りからそのまま4号を交差して松原大橋を渡って部屋を目指す。


渡良瀬川へと流れる思(おもい)川。
思川といえば、もっと北にある国道50号の道の駅思川のことしか知らなかったが
こうして渡良瀬川へと接続していることを現地で知る。

道すがら小山上生井郵便局に立ち寄り。
ここもやはり事前情報通りに風景印はなかったが、部屋までの距離を尋ねたところ2km程度だといい
割とすぐそこだということは進む力になった。
野木町から栃木市部屋の間に小山市が割り込んでいたことは意外。


渡良瀬遊水地まで12kmの看板。
広義での遊水地自体へは3キロ程度しかないのだが、公道を北周りに藤岡経由で北エントランスまでで約12km。
この時はそれは遠すぎると思っていたが、素直に公道を進むことが結果的には短時間で済むことを
後に思い知らされるのであった。

14時40分前、部屋郵便局到着。
部屋という地域の中でも端も端にあり、新波といったほうがいいような立地にある。
今回は気付かなかったが郵便局の脇には河川改造を受ける前の古い巴波川がある。
普段訪れる人も少ないのだろう、純朴な感じのかわいい局員のワンオペ。
局の向かいにはキャプテンハウスというコンビニ?があり、店内にはいろいろと物が置かれていたが
中に寄らなかったので実際的な営業内容などは不明。


写真奥土手上、今回の折り返し地点となる巴波川決潰祈念公園へ。
撮影場所と公園はぎりぎり小山市内にあるようだ。

公園では老人の二人組が本格的なオカリナ演奏の練習をしていて良いBGMになっていた。
ここから北方に見えた手前の山々が大平山や岩船山なのかとは思うが、いまいち判断がつかない。
ししゃもフライをかじっていざ復路開始。
土手上に戻る途中、カスリーン台風での巴波川の決潰碑があった。
遊水地付近での渡良瀬川や利根川にも同様の碑がいくつかある。


巴波川の土手を通って遊水地に向かおうとするが、砂利道なので諦めて下の道へ。
これがとんだ失敗で、第一調整池方面への道のつもりで第二調整池への道に出てしまい
知らずにそのまま走り続けてしまった。
古河スカイタワーが遠くに見え、ちょっと前まであの辺りにいたんだなと。
中央には谷中湖水門、右には新三国橋も見える。


前回藤岡のほうで見かけた水位塔かなにかの櫓は、他にもいくつかの場所で見られた。
このすぐ先に駐車場公園と決潰碑。
堤の内側には水没して封鎖されている道が見え、下りてみたくもなったが下りなくて正解。
少し先に管理業務かなにかでここにきている車が止まっていたので、この下の道を抜けられるかと尋ねると無理だと。
土手沿いに進むのは構わないということだが、土手の先には行きに通った松原大橋が見えていた。
いい景色こそ見れたが、部屋から大橋まで余計な時間をかけて無用な大回りをした形になった。


松原大橋の手前に思川0.0kmの標識。
しかし思川はもうひとつ奥にあるのでここからは見えない。
ここより手前の堤の外には巴波川同様に古い思川が残っている。

15時半過ぎ、松原大橋を抜けて4号線との合流にあるローソンで休憩。
渡良瀬川沿いに遊水地へと架かる橋が1本あることは知っていたが、具体的な情報に欠いている。
あえて4号に戻らず、橋を求めて西に平行する小路を探りながら進む。
第二調整池から大きく白い建物が見えていたのだが、その正体である製薬会社の脇を通る。


浄水場の付近で山羊を飼っている宅があった。
浄水場は行き止まりで、ここに橋はない。

少し進んだところの公園に付近の観光地図があった。
ランドマークの数々に加えて、野渡橋の存在と位置が確認できた。
水辺の楽校という案内がなんだか気になった。
小学校に進路をふさがれていたので一旦4号に抜けた後、改めて野渡橋方面へ。


16時、野木煉瓦工場入口。ホフマン輪釜に親近感が沸く。
遅い時間にもかかわらずある程度出入りがあったが、こちらは寄っている時間がない。
煉瓦工場のすぐ先から道が細くなっており、台風影響での冠水注意などのバリケード。
台風も過ぎているし、地元の人も数名歩いているのでと小路へ入ってみた。
結論からいえば、やはりよろしくない結果になった。


木の下半分の葉が白いのは水没跡。


野渡橋。
次の台風通過後の写真を見る機会があったのだが、左の欄干が倒れていた。
本当に倒れてしまったのか、可動式でわざと寝かせたのかは不明。
橋の対岸では水没痕とみられる大きな砂だまりができていた。

 2018年2月27日追記。
 この欄干についてはボルト止めの可動式になっていて、増水時に抵抗にならない設計であることを確認。
 以前は欄干は無く、2009年に自動車の転落事故が起きた後に車両通行止めになっていたものが
 2016年にこの欄干の設置などの改良工事を経て通行可能になったという経歴がある。
 地元の人には野木町からの谷中湖の玄関口として愛用されているようだ。


右へ行くべき道を左にいって、常時通行止めの地域に行き当たる。完全に引き返し。
自転車での先客が来ており、自転車を降りて土手下を探索しているようだった。

右へ行っていたら実はすぐに谷中湖に抜ける道に続いていたのだが、
状況を考えるに道が封鎖または水没している恐れは強かった。
最初から谷中湖を抜けるルートを考えていた事自体が間違いだったのだ。
ここらは公道ではなく、あくまで管理通路を一般開放しているに過ぎないことを改めて理解し、
ここまでの軽率な行動を反省することとなった。
また、行きに見てきた水位が高く横に広がったままの利根川と、
渡良瀬遊水地がなんであるかを忘れ去ってしまっていたのは特に愚かだった。
ここは水の留まるところ。
引き返す中にも道を間違え、あげくに水たまりにはまる。まるで罰が当たったよう。

煉瓦工場前まで戻ったところで今日はもう完全に夜道の帰路になることを覚悟する。


渋々古河に戻る。行きとはまた違う街中を通って三国橋へ。
三国橋の辺りにも水辺の楽校の案内があった。


三国橋を渡る。眼下の渡良瀬川はまだそこかしこがひたひた。
気づいていなかったが、この後ろに茨城県古河市の標識。見損ねた。


橋を渡って土手沿いに戻ったところに決潰碑。
新古河駅(加須市)を背景にパシャリ。
17時になり、ここでケータイが電池切れでカメラモードが使用不可に。


17時過ぎの谷中湖中央エントランス。
もともと17時で閉園なのだが、どうやら今日はまだ台風影響で閉園していたらしい。
やはり野渡橋の先にたどり着いたところで通り抜けは怪しかったことだろう。

道の駅きたかわべももう暗く、トイレ利用くらいしかできない。
道の駅から南に降り、国道354号バイパスで板倉を抜けて館林へと向かう。
いつまでも電池が切れないLEDライトが不思議でならなかったが、
夜道を進み続けるのに光量に不安があったので電池交換をする。

18時、板倉のセーブオン。前回は北方の農道の何もなさにやられたが、
今回の南方のバイパスもまたなにもなく、なかなかに距離を感じた。
前回同様に館林インターとセブンイレブンの存在に安堵する。見知ったところに戻れたのは嬉しい。
ここにいる時点で前回より70分ほどの遅れの状況。

18時20分にアイスタ視聴用のアラームが鳴った。どうせ帰りは遅いし今日はもう見れない分と、
その先にある館林セガワールドでアイカツ!と決めこむ。
いざアイカツ台に向かうと先客がいるが、遊ぶならどうぞと席を譲ってくれた。
これがまだ熱心なファンの方でいろいろと教わったりレアなカードを見せてもらったりする。
ビギナーを見下したりせずウェルカムな方で、いい休憩時間を過ごせた。
すでに帰る時刻をあきらめていたとはいえ、1時間半以上はセガにいたのは長すぎた。

セガが国道354号と122号との交差角にあるせいで出る道を間違え、122号を少し進んだところで
おかしいと思って引き返した。
354号にもどってスパイシーコッコちゃんに寄ろうとするも、すでに閉まっていた。
位置的に仕方がないのだが、セガの前にコッコちゃんに寄っておくべきだった。

21時過ぎ、狸塚のファミリーマート。
ここでも出口を間違えそうになるが、方位計をみて方向を確認して354号に戻った。
少し先にある麺龍もとっくに閉まっている。

邑楽町を抜ける辺りで、北へ曲がる354号をはずれて大泉の中心部へ向かう。
道を知らないのと暗いのとで少々南へと行き過ぎたが、それでも354号よりは距離が短くて済む。
大泉の太田寄りのところでばんどう太郎を発見する。
すでに閉まっていたが、意外と近くにもばんどう太郎があったことに驚きと喜び。

22時過ぎ、太田市に入ってセブンイレブンで休憩。
前回はこのあたりから1時間での帰宅だったが、今回は疲れから80分ほどかかった。
赤い下弦の月が沈みゆく夜道、だらだらではあるが太田以後はホーム感覚で気分的には楽だった。

今回前回と渡良瀬遊水地とその近辺の観光スポットをあれこれ廻ったり接近したりしていたが、
帰ってきてから渡良瀬遊水地ラムサール条約湿地登録5周年記念カードというものの存在を知った。
2回合わせれば、道の駅思川以外はおそらく全部とれていたんじゃないかという。
また、珍しく栃木入りしているにも関わらず、レモン牛乳のこともまったく頭に入っていなかった。
予習は大事だが、復習のほうが学べるものが多い。
キリスト教看板は3枚と、まあまあな数。前回0枚なので上等。

今回は120q前後、14時間半の行程となった。
いくらポタリングとはいえ、遊びや無駄なルートが多い。

古河行き・完。

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