2017年9月23日 前橋

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・前橋
 恒例となってきた赤城山ヒルクライム前日受付のお供をしてきた。
 行きは若干いつもと違う道だったのでやや楽しい。
 17号バイパスに合流してみると、上り車線はやたらと混んでいる。
 今日の受付には遠くから来る人もわりといるし、前橋中心市街地では道路封鎖をした
 前橋クリテリウムも開催されている中なので若干不安な道行となる。

 いつもの前橋高校まできたところ、去年はグラウンドの隅にあったころとんがなくなっていた。
 やはりいつもの市営プールの駐車場に案内されるが、受付および前日イベントの会場は
 ここではなくて市街地のほうにあるという。
 駐車場から会場付近までシャトルバスが出ていて、それを待つ列ができていたので並んだ。
 わりとすぐにバスがきたのだが、すでに並んでいた人たちだけでバスはあっさり満員に。
 市街の渋滞につき、2台しかないもう片方のバスの到着は40分以上かかりそうとのこと。
 40分以上ただ待つのもなんだし会場までは県道4号を通ってほぼ3km程度だというので、
 徒歩で30分前後だろうという予想のもと、直接歩いて向かうことにした。

  
 ヒルクライムののぼりと、道中にあった会社所有のリサイクル古ポスト。


    
 けっこう歩いてきて町中らしい若宮町。FM群馬のスタジオクラブエアがあった。
 中に入ってみたが生放送中の番組はなく、系列局のだろう放送が流れていた。館内撮影禁止。


 
 薄暗いがそれなりに店は開いているオリオン通りのアーケードを通る。
 本当は買い物目的来れるのが良いのだろうけど、見て回るだけで通り過ぎていく。
 会場近くまで来たら「ノマド市」なる市民による農産物直売みたいな出店もあった。


  
 前橋中央イベント広場でのヒルクライム受付会場。
 自転車レースということでパーツやウェア、補給食などの出店がある。
 ネット車券購入のKドリームスのブースでエアロバイク200mチャレンジがあり、
 男子13秒・女子16秒がクリア目標という設定がされていた。
 記念品ももらえるしとためしにやってみた16秒台。
 200mスプリントというのが思ったよりも結構きつい。出だしは軽い感じなのだが
 加速からの維持が思った以上につらく、ごく短時間なのに太腿への負荷が大きかった。
 他ブースなども見て回ったが、気になるものはあっても予算はないのでこれも見るだけ。

 今回の受付はどうにも位置が悪く、もともと車でのアクセスに向かない市街中心に加えて
 本日開催の市街クリテリウムのための道路封鎖やそれに伴う渋滞もあちこちにあり、
 前述の2台のシャトルバス運行も動きが悪く、窮屈な感じが強くなってしまった。
 トイレや飲食の会場がまた別のところというのも不便。
 自分らのように歩くことで前橋の街を楽しむということではある種の成功はあるが、
 駐車場からここにくるまでの県道4号は距離があるし車道に接近して危ない部分もあった。
 中央広場ありきだったのかはわからないが、次回からは複合的なイベントであることと
 多くの人がとる来場形態の把握と対策には努めてほしいものだ。
 イベントがイベントなので、車に積んだ自転車でここまで来ている人たちは道中羨ましくもあった。

 
 会場付近のころとんが描かれたヤクルト自販機。
 地元にも同じようなものがあるが、自販機のこういうペイントは印象を強めて良いと思う。


 会場を出て、南にあるジョイフルで遅い昼食。
 ランチメニューのドリンクバーに無料wi-fiと長居には最適。
 そういうつもりではなくても、割と満腹でつらかったしポップメロンは飲み放題だしで
 実際ゆっくりすることになってしまった。

 ジョイフルを出たら、前橋では行ってみたかった前橋城車門橋跡を見に向かった。
 地図上ではわりと簡単につくはずなのだが見過ごす。
 近くの道路誘導員などに聞くが、相手が知らない&こちらの活舌の悪さなどから
 群馬大橋と勘違いされてしまったり。
 結局よくわからずにランドマークっぽい群馬会館まで歩いた。
 


 地図を写していたことを思い出し確認してやや引き返す。
  
 裏側から入る形となったが、ようやく発見・到着。

  
 石垣が見事で、ありありとしている。前橋城/厩橋城の数少ない遺構。

  
 垣の上にある石柱は曲輪橋門跡のものだが、曲輪橋門が実在したかは不明という。
 個人的にはこれらを見られて目的達成。


 
 クリテリウム側の会場と交通規制看板など。
 もう撤収状態だったが、付近には運営スタッフと交通警察も数多くいた。


 
 帰りはバスに乗ろうかともしたが、バス待ちの行列ができていた。
今回も諦めて徒歩で戻ることにし、中央アーケードを通る。


  
 伊香保おもちゃと人形自動車博物館・前橋別館があった。
 3館あるうち、まちなかサロンにある1号館だという。
 ここはガラス越しに展示品を眺めるだけだが、なかなかのアピールになっている。
 シェル石油の看板が気に入った。


  
 中央アーケード沿いの受付会場に戻った。小さな会場をもう1周見てから通りを抜けると
 弁天通商店街というまた別のアーケード街に続く。
 一帯のアーケード街にある歩行者用信号はどれも横並びになっていて珍しい。
 いまだにLEDではない電灯式で信号のサビや薄れた色に味がある。個人的には好きな絵面なのだが、
 桐生でもそうだったように、中央市街で寂れた感じなのはイメージとしては悪いかもしれない。

 
 トイレを探していたが、弁天通を抜けた先の川にちょうど公衆トイレがあった。
 この川は行きにも別の場所で渡っていたが、トイレに書かれた「広瀬川河畔緑地トイレ」の文字をみて
 これが広瀬川だったことに今更気づいた。
 やはり道中渡ってきた桃ノ木川という川ともっと下流で合流して、自分が知っているさらに下流の広瀬川、
 そして利根川へとつながっているのだった。
 川を上流下流と辿ると面白い発見があったりするものだが、上流部分だけを切り取ってみる形になったので
 間を知らずに違う様相を見せられて驚いた。
 今回は気付かなかったが、このトイレの対岸には前橋空襲追悼碑が建てられているようだ。


 
 アーケードでもそうだったが、周辺やこれまでの道のりの中には昭和テイストを残したまま
 世を去ったお店がわりと多く目に飛び込んできていた。
 世は無常であるが、仮にまだ営業していたら利用するかといえばそれもまた怪しいもので
 商売というのは難しいものだろうと思うほかない。

 駐車場に戻り、あとは帰路。すでに日が落ち始めている。
 行きは下りが渋滞していたのに、今度は上りが渋滞。
 退避がてら道なりにあるとりせんに寄って戻れば渋滞は終わっていた。

 ここまでセーブオンに寄りたかったので行きともども探していたが全然見つからない。
 しかしながらセブンイレブンは異常なくらいに多く、ついでミニストップの天下だった。
 帰りの道中に存在確定のセーブオンに寄ったきりとなった。ここに寄るのも毎年恒例。

 すでにすっかり暗い国道の中、左手に早川渕・彼岸花の里が見えるのがわかった。
 おそらく今ならば綺麗に一面赤く咲いているのだろう。
 そして夜の国道を走り抜け、群馬を去った。

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