・DC版M:tG公式サイトについて
取扱説明書に載っている以下の2つのURLは現在はすでに無効です。
http://www.alfasystem.net/game/mtg/
http://www.hobbyj.co.jp/
Internet Archiveからかつてのサイトの一部を見ることができるかもしれません。
アルファシステムについては
http://www.alfasystem.net/にてサイトはありますが、M:tGに関連するページ及び記事は全て削除されています。
ホビージャパンについては
http://www.hobbyjapan.co.jp/にサイトが移行しています。
また、2004年末をもってM:tGの日本での販売権及びサポートを終了し、以後はタカラ(現
タカラトミー)に移管されています。
さらに、タカラトミーでのM:tG特設サイトの更新は2008年より日本語版新商品の広告のみとなり、
以後のM:tGの公式サイトは
WoC社により直接管理されたページが中心となっています。
・その他のコンピュータマジックについて
DC版M:tGとのシステムなどの関連はありませんがPC用のパッケージソフト、体験用パッケージソフト(スターター同梱)、
PC用のオンラインソフト(公式・非公式)、XBOX360用のダウンロード版、タカラトミーサイトでの体験ゲーム
(Flashを用いた第9版、Silverlightを用いた第10版。いずれも現在は配布終了)など多数があります。
また、根底のルールそのものが待ったく別なXBOX版や、「ロード オブ ヴァーミリオンII」での特別出演などもあります。
完全に網羅されているわけではありませんが、M:tGwiki内の
コンピューターゲームの項目も参照すると良いでしょう。
・パーマネントの制限数について
ABSTRACTにもありますが、一人のプレイヤーによるパーマネントの配置制限があります。
これは、通常はコントローラー一人につき30個までとなっていますが、オーナーとコントローラーが異なる場合、
この制限の影響の受け方が変わって来ます。
まず、オーナーとしての制限数30があります。すでに30以上のパーマネントのオーナーである場合、
新たにパーマネント呪文や土地をプレイすることはできません。
ただし例外として、《モックス・ダイアモンド》に限りプレイが可能です。
(プレイは可能ですが、場にはでません。追加コストとしての土地カードの捨て札は求められます。)
次にコントローラーとしての制限数30↑があります。これは場に出す効果に対しての制限についてはオーナーに
対する制限と同じですが、31個目以降のパーマネントのオーナーがコントローラーと一致しない場合、
そのパーマネントは場に残ったままになります。
具体的には《征服》や《誘拐》を30個目のパーマネントして場に出し、対戦相手がオーナーであるカードを
31個目以降のパーマネントとしてコントロールを得た時に起こります。
エンチャントは成立しているので、対象のパーマネントはしっかりとこちらの手駒となります。
パーマネントが場に出ることが制限数に引っかかった場合、以下のようなダイアログがでます。
「>>」を選択してもなにも起こりません。「確認」を選択するとダイアログが閉じます。
場に出ることをキャンセルされたパーマネントの内容確認ではなく、場に出られなかった事を
伝えるだけのメッセージとなっています。
以下、画像及び動画。
ダイアログの表示と、出現をキャンセルされたカードが墓地上に存在しない事がわかります。
パーマネントがすでに定数を越えている場合に、トークンを生み出す起動型能力の起動を試みた場合には
「パーマネントが定数を越えているので
この起動能力は使えません」
と表示され、起動を実行できません。
31個目以降のパーマネントとなる《モックス・ダイアモンド》のプレイ及びパーマネントを場に出す効果に成功した場合、
それらのパーマネントは場に出る代わりに「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去(absolutely-removed-from-the-freaking-game-forever)」領域に置かれます。
最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域はゲーム上で表示されることがなく、
その対戦中には最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域上のカードは参照できません。
これにより、山札・手札・場・墓地・スタック・場外(ゲーム外)・脇(ゲーム外)から算出できるデッキのカード総数は本来のデッキ枚数を割ります。
この状況で《モックス・ダイアモンド》をプレイしても通常通りに追加コストの支払いは要求されます。
《モックス・ダイアモンド》は最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置かれ、
《モックス・ダイアモンド》の追加コストとして支払われた土地カードは墓地に置かれます。
また、この状況で場に出ようとしたパーマネントからは「〜が場に出た時、〜する」いわゆるCIP能力は誘発しません。
前述の通り、場に出る代わりに最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置かれることに置き換えられています。
#「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去(absolutely-removed-from-the-freaking-game-forever)」領域という名称については
#ゲーム中では特には定められていませんが、その特殊性からUnhingedより抜き出して呼ばせて貰いました。Unhinged同様に一種の冗談です。
#ややこしいですが、「存在しない領域」が存在します。
・「脇」領域について
「脇」(オリジナルではゲーム外領域/追放領域)に置かれた「手札にあるかのように扱う」カードは、手札の最左に置かれます。
領域確認では「脇」に置かれたカードを確認することができますが、実際にそのカードにアクセスするには「手札」からとなります。
同名のカードをすでに手札に持っている時には使用するカード位置に注意して下さい。
・ライブラリ上のカード
ライブラリ上にある非公開のカードを複数枚同時に閲覧可能な時、
向かって右手側のカードからライブラリの上にあるカードになります。
画面上に「〜、《平地》、《島》、《沼》、《山》、《森》」の順番で表示されている場合、
次に引く(はずだった)カードは《森》ということになります。
・カードをライブラリに乗せる順番について
《夢での貯え》や《物知りフクロウ》などでライブラリトップを操作する場合、
数字の若い順(始めに選んだ順)からライブラリの一番上となります。
1・《森》、2・《島》、3・《山》、4・《沼》という順番で選んだならば、
次にドローできるカードは1の《森》であり、4枚のうち最終的に引くことになるカードは4の《沼》となります。
選んだ順からライブラリに戻していくわけではないので注意して下さい。
・引き分けについて
引き分けはゲームクリア時の戦績表には記録されますが、ゲーム進行中においては敗北と同様の扱いです。
勝負終了時に得られるカード枚数は敗北時と同じ枚数になります。
あるいは、勝利をした時のみ各対戦相手を倒したと認められます。
・カードの収集について
カードの総種類数は354枚で、全てのカードを獲得してもとくにイベントなどはありません。
ゲームクリア時の戦績表のあとに獲得種類数が表示されますが、ただの記録にすぎません。
1種類のカードにつき、99枚まで保持されます。
カードのセット元内訳として、6版から335種(基本土地が1種類ずつなので350枚ではない)、再録9種、DC専用10種。
カードの入手・抽選に関しては
6版外カードの入手についても参照して下さい。
・レアリティについて
レアリティはオリジナルと同じように、エキスパンションシンボルの色によって分けられていますが
獲得に当たってはこれらのレアリティはなんの意味も持ちません。
レアだから出にくい、コモンだから出やすいということはなく、対戦したデッキ個別の出現率によって
各カードの獲得枚数が決定されます。
オリジナルに準拠したカードレイアウトを保っているだけ、と考えて結構です。
なお、DC版追加カードは全てレア、再録カードは本来のセットでのレアリティとなっています。
DC版追加カードおよび再録カードについては、6版のカードよりも獲得率が低く設定されています。
以下カード個別の注釈。
・《先細りの収穫》のエフェクトについて
《先細りの収穫》をプレイし解決した場合、設定でエフェクトをオフにしていても
カードがゲーム外に置かれるための専用エフェクトが発生します。
・《変身》について
《変身》を、プレイヤーのコントロールするクリーチャーを対象として解決した場合、
ライブラリーの公開処理が遅延気味になります。
感覚としては、カードを引いたとき及びプレイしたときのカード名称読み上げをなくしつつ
その時間は本来の時間分そのまま待たなければならない、といった感じです。
ゲームの進行に影響はありませんので、ゆっくり待ちましょう。
・《モックス・ダイアモンド》を場に出す事について
《モックス・ダイアモンド》はゲーム画像上のテキストとゲーム中のテキストが違います。
ゲーム中では「プレイするための追加コストとして手札から土地を1枚捨てる」ようになっています。
これは、オリジナルでのオラクルやカードに印刷されたテキストの挙動とは大きく異なる点であり、
オリジナルではプレイをしたプレイヤーや場に出す方法を問わず、場に出しつつある/場に出した時点での
コントローラーが土地カードを捨てる選択を行います。
DC版では、プレイをしたプレイヤーがコストとして土地を捨てるだけであり、
その他の方法で場に出された場合などでは土地を捨てる必要がありません。
オリジナルにおいての6EDルールに伴うオラクル変更から2008年4月でのオラクル変更までの間での
オラクルが適用されています。(DC版の発売はオリジナルでの7EDの発売後)
・《秘儀のコンパス》について
《秘儀のコンパス》によって土地に変更が加えられている間、その土地は以前のカード名を失うとともに、
テキスト上にある自身のカード名を参照しなくなります。
具体的には、《融けゆく氷河》の土地タイプを変更した場合、《融けゆく氷河》は変更された土地タイプに等しい
カード名になり、テキスト他全てのカード情報はそのカードそのものになります。
この際に《融けゆく氷河》本来の能力が未解決の場合、その能力は《融けゆく氷河》を見失い、
実行可能な効果のうち、ライブラリからの土地のサーチのみを行います。
ターン終了に際して秘儀のコンパスの効果が切れた時、効果対象の土地は本来のカード名とそのテキストその他の情報を
まとめて取り戻します。
・《無道の競り》について
《無道の競り》でライフをベットする場合に自分からのベットとなりますが、開始時には0を指定できます。
この場合、対戦相手が即座に降りない限りは対戦相手からの賭けのはじまりとなります。
開始時を除き、以後は相手の提示した数字を上回る数字を選択した場合に有効なベットとなり、
即座に相手の賭けが反映されます。
相手の提示した数字以下を選択した場合、「賭けから降りますか?」のダイアログが出て
やり直すことができます。